放送番組審議会

  • 2018.07.11

    第62回

    1.

    日 時

    2018年7月11日(水)午後5時4分

    2.

    場 所

    BS-TBS 会議室

    3.

    委員の出席

    委員総数 8名
    出席委員数 7名

     

    出席者

    委員長 末綱隆
    副委員長 諸田玲子
    委員 渡邊久哲 大森美香 天野篤 出井直樹 瀬古利彦

     

    局側

    相子 代表取締役社長
    林 常務取締役
    藤原 常務取締役
    金澤 取締役
    茂川 取締役・放送番組審議会事務局
    佐藤 編成局編成部長
    高松 番組プロデューサー

    4.

    議 題

     
     

    審議事項

    テレビ番組
    「技あり ~シブすぎ技術に男泣き!~」
    放送日時:2018年6月20日(水)

    5.

    審議内容

     

    委員

    ◎機械と人ということが今回テーマになっているのだと思いました。どうしても機械でできない部分があって、それは職人が支えているという話で、しかも普通の職人ではなく、ちょっと神がかっている職人ということで、これはとても魅力でした。

    委員

    ◎専門用語の解説は、今回、漫画での図解もあったり、語っていただく解説もあったりして、そこは技術に割とすっと入っていけたかなと思います。バネやレンズをつくる工程にスポットを当てていて、非常に厚みが出たと思います。
    もう少し掘り下げてほしかったなと思ったところが、いろんな技術者の方をどうやってリクルートしたのかという点です。それが天性のものなのか、それとも職場で訓練をしてそうなったのか、あるいは誰かが教えてそうなったのかとか、そのあたりをもう少し知りたいなと思ったところです。企画について、こういう技術は幾つか候補はあったんのでしょうか。どのくらいサーチされたのですか。

    番組プロデューサー

    ◎1つの番組をつくるときに、15分のパターンもつくっていたのですけど、今回54分ということで、一応リサーチでは10社ほど候補を出して、その中から絞っていった感じでございます。

    委員

    ◎取り上げてもらう企業の側からしても、顧客とか取引先に対する企業イメージですね。それともう1つ、従業員に対するイメージ、やはりそこを気にすると思います。なので、どういう取り上げ方をされるのか、どういう撮り方をするのかということは恐らく気にすると思います。

    番組プロデューサー

    ◎そうですね。現地に通わせていただいて、そこでシェイクハンドするかどうかというところですね。お互い、ウィンウィンになって初めて進んでいくという感じです。

    委員

    ◎高度な技術があっても人間の手でなければだめだとか、会社というのはどんなにいい機械を入れてもやはり人間の発想が大事だとか、そういう肝の部分がちゃんとわかりましたので、とてもいい番組だと思います。
    ただ、日本の技術のモノづくりがすごいというのは、私にしてみれば少し前の時代のような気がしていて、今どんどんいろんな国も技術が開発されていますね。ですから、ここに例えばもう1つインパクトと言いますか、日本の立ち位置みたいな、ここがもっと優れているみたいな紹介があれば良いと思いました。はやぶさとか出てきましたが、海外からもこんな問い合わせがありますとか、そういうものがあったら、もっといいなと感じました。

    委員

    ◎研磨している神の手の人の生体情報をとって、心拍数だったり温度だったり、そういうものがどのようになっているのか。普段とどう違うから神の手はどのようなシチュエーションでわざを発揮しているのかとか、そういうところまで追いかけるとより面白いかと感じました。

    委員

    ◎私も皆さんととても重なるところがあるのですが、この番組でこういう技術が見られて、すごくうれしかったです。もっと多くの人に見てもらいたいし、こういう技術ができることってすごくカッコいいぞと子どもたちにも見せたい。すごくワクワクしながら拝見させていただきました。
    先ほどもおっしゃっていましたけど、働いている方がどのような経緯でリクルートされたか、どういう経緯でここに入りたいと思ったか、人間ドラマのほうで見るという手段もあるかもしれないなと。技術にもすごく興味があるのですが、技術は分かる範囲が限られる中でいくと、やはりそこで働いている人に興味が湧きます。それをもっと見たい。女性の社長の話もワクワクしながら見たので、そこにドラマがあると、番組の中に波ができるのかもしれないなと思いました。

    委員

    ◎どこに主眼を置いて当てるのかというのが1つ難しい選定なのかなと思いました。
    それと同じに、今度は出演者のほうですね。今回、漫画家の方はご本人が技術者だし、ある程度の現場を知っている。できれば、解説できる人がいたほうがいいなという気がしました。というのは、知りたいことがいっぱいあって、その人が適切な質問をしてくれて、適切に解説をしてくれれば、もっとよく技術がわかったのかなという気がます。

    番組プロデューサー

    ◎まさに今おっしゃっていたところは番組の構成の根本的なところで、企画を詰めていくところでもそこは議論になりました。要は、詳しく説明し過ぎるのか、それともある程度テレビ的にライトでいくのか。
    何か1点秀でたものを選び、日本の技術というものをもう少し突っ込んでいこうよということでこの番組を始めました。
    ほかの類似番組との差別化をどうするかといったときに、描き切れていなかったのかもしれないですが、技術プラス、そこに携わっている経営者、人物に迫っていこうというところで考えました。ただ、おっしゃるとおり描き切れなかった部分もあったのかなと。今、皆様のご意見を聞きまして、悔やんでいるところです。

    委員

    ◎テレビなので、ある程度ヒューマン要素もないといけないということで先ほども申し上げましたが、やはり主題は技術というか、職人さんのアウトプットだと思います。余りそこを突っ込み過ぎると、本当は技術のところを見たいのに、余りにヒューマンなところに流れてしまって、安っぽくなってしまうことがあります。それから、ヒューマンなところに入っていくと、会社の内部の問題であるとか個人のプライバシーの問題にも入っていくので、なかなかそこに入り込むのは難しい面があるかもしれませんね。

    日本の高度な技術は、機械だけでなく習熟された職人技に支えられているのだという、1つのテーマに沿った番組づくりを評価頂いた。一方で職人たちのバックグラウンドにもスポットを当てた方が内容により深みがでるのでは、という意見が多くの委員から出た。

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